壁に向かってひとりごと

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自分の頭の中と話し合いたくなる!脳内ポイズンベリー

脳内ポイズンベリーレビュー。

もやもや、キュン、もやもやもやもやもや

 

 

あらすじ

30歳目前にして、飲み会で23歳の男・早乙女に一目惚れしてしまったいちこ。後日、駅で偶然彼を見つけたいちこの脳内では、声をかけるべきか否か、意見が対立していた。

 

ネタバレあり。

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邦画の恋愛映画。癖がありそーと思いつつみはじめたら、

はじまってすぐ脳内会議描写。開始から???でいっぱい。

そして、同感な部分は多いけど、面倒すぎるアラサー女子の脳内。

ネガティブの声が大きすぎて、気持ちは分かるけど長く見ているうちにどんどん鬱陶しくなってくる。

しかも脳内会議の議長役が男だから、あまり主人公(いちこ)の思考って気がしない。映画って感じだ。

 

早乙女くんがいちこのためにアート作品を作ってくれたり、いちこの家まで歩いて家に来てくれたり、

越智さんからの告白宣言や突然のキスなど、
少女漫画ならではのキュンキュン描写も多数あって胸がドキドキ出来る。


でもやはり全体を通してモヤモヤする場面が多い。

中盤超えたあたりで、見なきゃよかったと思った。

男性にはきついかも。


しかし!!

しかし!!

 

 

それを綺麗~に補う、最後の決断の心地よさ!!

いろんな思いと考えが交錯する会議シーンは秀逸。

本能は好きだと叫ぶ、

今別れるのは得策でないというネガティブ、

こういう判断をしたと思い返す記憶、

でも、先延ばしは良くないと気付いている。

好きな人といることではなく、その人といて自分が好きになれることが一番の幸せ。
自分の一部を殺してまで一緒に居るのは良くない。

自分を殺さないこと、自分を好きになることが大切なんだと気付かされる映画だった。
自分もそういう風に過ごそう、と明るい気持ちになれた。
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越智さんのキスをスルーされ、告白宣言を無視されたことに何か思わなかったとでも?!というセリフには胸が傷んだ。。。
告白宣言スルーって、辛すぎる、、、ww

あといちこ役の真木ようこさん可愛すぎ。
いつもびっくり顔でかわいいショートに帽子、
ほんわかした雰囲気で可愛すぎ!!!
可愛すぎて、グダグダ脳内会議とイメージが合わないくらい笑